竜華操車場 1978 3 14 懐かしい駅の風景~線路配線図とともに Artofit

By | August 3, 2026

概要 1938年 に関西本線の 八尾駅 – 久宝寺駅 – 加美駅 間に開設された操車場で、 1986年 (昭和 61年)に 信号場 に格下げされ 竜華信号場 となり、 1997年 (平成 9年)に廃止された。 構内は久宝寺駅の上り本線と下り本線との間に抱き込まれて広がっていた。. 竜華操車場(関西本線(大和路線)久宝寺駅) 昭和47~51 1972~1976 電化前 昭和47,48 D51940 D51641 八尾駅付近 松本油脂製薬煙突 さよなら伊賀号 中環.

竜華操車場(りゅうげそうしゃじょう)は、かつて大阪府八尾市大字渋川に所在した日本国有鉄道(国鉄)関西本線の操車場である。

本項では後身の竜華信号場、および併設されていた竜華機関区竜華客貨車区についても記述する。

概要

1938年に関西本線の八尾駅 – 久宝寺駅 – 加美駅間に開設された操車場で、1986年(昭和61年)に信号場に格下げされ竜華信号場となり、1997年(平成9年)に廃止された。構内は久宝寺駅の上り本線と下り本線との間に抱き込まれて広がっていた。名称は開業当時の所在地名、中河内郡龍華町にちなむ。

吹田操車場との間は城東貨物線(片町線貨物支線)で、阪和線とは阪和貨物線(関西本線貨物支線)で結ばれ、大阪南部の貨物列車や客車の拠点となっていた。

歴史

南大阪地区に対する貨車操配は吹田操車場で行われていたが、輸送量の増加に伴い、新たに操車場を設けて対応することとなった。また、湊町駅の機関車庫や客操設備、天王寺駅の操車設備が駅改良工事の支障となることから、操車場に包含する形で機関区などを設置することとなった。1937年に20万平方メートルの敷地の買収が始まり、翌年に使用開始となった。工事はその後も継続され、1941年(昭和16年)に1日1,200車の処理能力を有する平面操車場が完成し、その後は1日1,600車まで増強された。本社指定組成駅の一つである。

年表

  • 1938年(昭和13年)10月1日:開業。
  • 1939年(昭和14年)10月10日:片町線 貨物支線(城東貨物線)放出駅 – 八尾駅間が開業。
  • 1941年(昭和16年)11月20日:専用線発着貨物取り扱い開始。
  • 1943年(昭和18年):年間1日平均取り扱い車数が戦前最高の1,580両を記録。
  • 1952年(昭和27年)9月1日:関西本線 貨物支線(阪和貨物線)八尾駅 – 杉本町駅間が開業。
  • 1963年(昭和38年):年間1日平均取り扱い車数が過去最高の1,600両を記録。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:ヤード経由式輸送廃止に伴い、操車場としての機能を停止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:竜華信号場が開設され、竜華操車場が廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本が継承。
  • 1997年(平成9年)7月28日:竜華信号場が廃止。

跡地の再開発

操車場廃止後、1997年(平成9年)に跡地の再開発(大阪竜華都市拠点土地区画整理事業)が開始され、2006年(平成18年)に竣工、あたりは様変わりした。跡地は久宝寺駅の改良、八尾市立病院の移転などが行われ、バスターミナルの整備で八尾市中心部や大阪市平野区東端を経てOsaka Metro谷町線の八尾南駅へ向かう路線バスも発着するようになった(その後、当該路線バスは廃止)。また、再開発に伴い、八尾市の行政上の地名として跡地部分に「龍華町」の名前が使われるようになった。

跡地に建てられた施設(東側から)

  • ザ・レスタージュレクレドール大阪(マンション)
  • 八尾市立病院
  • MEGA CITY TOWERS(マンション)
  • JR久宝寺南自転車駐車場
  • ゼビオスポーツタウン久宝寺
  • ノア・インドアステージ久宝寺
  • ノア・フットサルステージ久宝寺
  • スポーツクラブ&スパルネサンス
  • 竜華水みらいセンター

竜華機関区・竜華客貨車区

かつて竜華操車場に隣接して、竜華機関区竜華客貨車区と呼ばれる車両基地が設置されていた。国鉄分割民営化直前に百済運転区、JR貨物発足時は百済機関区を名乗っていたが、吹田機関区に統合された。

車体に記される記号

竜華機関区に所属していた車両には、竜華の略号である「」が、竜華客貨車区に所属していた車両には、天王寺鉄道管理局の略号である「天」と、竜華の電報略号であった「リウ」から構成された「天リウ」であった。

所属車両

歴史

竜華機関区

  • 1939年(昭和14年)10月15日:竜華機関区が発足。
  • 1968年(昭和43年)3月1日:電気機関車修繕設備の完成に伴い、鳳電車区から電気機関車が転属。
  • 1972年(昭和47年)5月11日:城東貨物線及び竜華操車場入換無煙化後も予備機及び廃車待ちとして在籍していた蒸気機関車4輌が全て廃車となり完全無煙化完了。

竜華客貨車区

  • 1939年(昭和14年)10月15日:竜華操車場の開設に合わせて湊町から竜華へ移転、湊町検車区および湊町車電区は竜華検車区および竜華車電区と改称。
  • 1951年(昭和26年)4月1日:客貨車検修一元化により、竜華検車区と竜華車電区を統合して竜華客貨車区が発足。湊町支区王寺支区浪速派出所で貨車検修と列車検査を、天王寺派出所で列車検査と南海線との貨物授受を行う。
  • 1960年(昭和35年)8月20日:関西本線合理化の一環で王寺支区が業務を縮小し、王寺派出所へ改称。列車検査、小清掃、蓄電池の充電などを行う。
  • 1961年(昭和36年)9月30日:王寺派出所が廃止。業務は本区と湊町支区に移管。
  • 1962年(昭和37年)11月:天理臨などの団体・臨時列車運行時の対応を行う天理派出所が発足。
  • 1965年(昭和40年)10月:コンテナ作業とク5000形貨車の点検を行う百済派出所が百済駅構内に発足。
  • 1975年(昭和50年)7月31日:新検修車庫の完成による貨車検修業務の本区への完全移管により、湊町支区が湊町派出所へ改称。特大貨物輸送検査と貨車臨時検査を行う。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:亀山客貨車区、和歌山貨車区を統合し、亀山支区および和歌山支区が発足。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:和歌山支区が廃止。

百済機関区

  • 1986年(昭和61年)11月1日:竜華客貨車区百済派出所を百済運転区、竜華機関区を百済運転区竜華第一派出所、竜華客貨車区を同運転区竜華第二派出所、竜華客貨車区浪速派出所を同運転区浪速派出所、竜華客貨車区天理派出所を和歌山電車区天理派出所に改称し、竜華客貨車区亀山支区は亀山機関区に統合。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月1日:国鉄分割民営化を控え、百済機関区に改称。
    • 4月1日:国鉄分割民営化に伴い、日本貨物鉄道(JR貨物)に継承。
  • 1989年(平成1年)4月1日:吹田機関区に統合。

隣の停車場

西日本旅客鉄道(JR西日本)
大和路線(関西本線)
八尾駅 – 竜華信号場 – 久宝寺駅
阪和貨物線(関西本線貨物支線)
八尾駅 – 竜華信号場 – (久宝寺駅) – 杉本町駅
城東貨物線(片町線貨物支線)
蛇草信号場 – (久宝寺駅) – 竜華信号場 – 八尾駅

  • 廃止当時、現在の正覚寺信号場は未開業。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 「第三編施設 第五節停車場改良工事」『大阪鉄道局史』、大阪鉄道局、1950年3月、709 – 716頁。 
  • 貨物近代化史編集委員会「1 前史編 9.主要ヤードの開業と取扱車数について」『鉄道貨物輸送近代化の歩み』、日本貨物鉄道、1993年10月、43 – 46頁。 
  • 上楽隆「[1]」『鉄道貨物輸送と停車場:貨物ターミナルと貨車ヤード 鉄道貨物輸送小史』、東神堂、1993年12月。 
  • 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。 
  • 鶴通孝「西の名門 吹田機関区」『鉄道ジャーナル』第587号、鉄道ジャーナル社、2015年9月、32 – 41頁。 
  • 『国鉄車両配置表 ’79』交友社、1979年。

車両と電気

  • 坪内知九志(竜華客貨車区長)「我が区を語る 竜華客貨車区の姿」『車両と電気』第8巻第3号(通巻87号)、車両電気協会、1957年3月、28 – 29頁。 
  • 「地方だより」『車両と電気』第11巻第10号(通巻129号)、車両電気協会、1960年10月、43 – 44頁。 
  • 藤田義孝(竜華客貨車区長)「我が区を語る 大阪東南の基地」『車両と電気』第18巻第12号(通巻215号)、車両電気協会、1967年12月、32 – 33頁。 
  • 「地方だより」『車両と電気』第26巻第9号(通巻306号)、車両電気協会、1975年9月、37 – 40頁。 
  • 「運転関係現業機関名称改正一覧表(62.3現在)」『車両と電気』第38巻第4号(通巻444号)、車両電気協会、1987年4月、44 – 47頁。 

車両工学

  • 「各局便り」『車輛工学』第29巻第10号(通巻312号)、車輛工学社、1960年10月、67 – 81頁。 
  • 「各局便り」『車輛工学』第30巻第11号(通巻325号)、車輛工学社、1961年11月、59 – 65頁。 

関連項目

  • 日本の貨車操車場
  • 龍華

外部リンク

  • 竜華操車場の記憶 – ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
  • 大阪竜華都市拠点 – ウェイバックマシン(2013年6月27日アーカイブ分) – 大阪府


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